ポケモン スリープを使い始めて4か月程経ったけどふと計測制度が気になったので。他のウェアラブル端末の計測結果と比較してみた。結論としてはスマホ単体で計測できるものとしてはかなりの高精度たっだので見ていってほしい。
計測に使用したガジェット
ポケモン スリープ(pixel8)
枕元に置いた状態で計測。充電については寝る前に70~80%程しといて寝ている間は充電せずにおいている。ポケモン スリープの仕組みとしては振動と音で動きや寝返り、いびき歯ぎしりを検知して睡眠の質を分析している。
Oura ring
Oura ringは左手の人差し指に装着して計測。Oura ringには15個のセンサーがついていてそれらが動き、体表温、安静時心拍数、心拍変動、呼吸数を計測し、睡眠の質を判断している。精度は一番高そう。
mi band 6
左腕に装着。バンド部分は純正のものから変更済。mi bandには高精度 6 軸センサーと PPG 心拍数センサーが搭載されており、心拍数の変化に基づいて睡眠の質を計測。さらに血中酸素濃度の計測もしてくれる。今から買うなら最新モデルがおすすめ。
計測結果
睡眠時間
計測機器 | 合計時間 | 就寝時間 | 起床時間 |
---|---|---|---|
ポケモンsleep | 5:04:00 | 1:41:00 | 7:40:00 |
Oura | 6:12:00 | 1:30:00 | 8:35:00 |
mi band | 5:52:00 | 1:48:00 | 7:40:00 |
この日はポケモンスリープで設定した目覚ましで起きたけど、そのあと二度寝してしまった。二度寝を含めた睡眠時間だとOura ringが正しい。ポケモンスリープは計測方法上仕方ないけど一度起きて操作するとそのあとの計測はしていない。全体的にポケモンスリープはmi bandと近い計測時間になっている。
睡眠の段階
計測できる睡眠段階はレム、浅い、深いの3段階に分かれている。ポケモンスリープでは表記が違うので今回はうとうと→レム、すやすや→浅い、ぐっすり→深いとして比較している。
3つのグラフを大まかに並べるとこんな感じで上からポケモンスリープ、Oura ring、
mi bandの順。3つの遷移はおぼ同じ。センサがないのにすごい。Oura開始時間が異なる箇所はレム睡眠として捉えられていてこのあたりの正確性がセンサの有無に関わっているのかなと思う。
各段階の計測時間を比較したのが上記のグラフ。やはり就寝時間のはやいOuraが初期のレム睡眠をとらえられている分多くなっている。一方mi bandは所々他がレム睡眠とけいそくしている個所を浅いととらえる傾向があるため浅い時間が長い。ポケモンスリープの傾向としてはOuraでの計測にかなり近いことが分かった。
ポケモンスリープの正確性はすごい
Oura ringが医療機器で計測する睡眠ポリグラフ(PSG)検査と比較したとき、一致率79%という驚異的な数値を出している。PSG体の至る所にセンサを取り付け計測するのでOuraはそれを指輪型に落とし込んだのはすごいけど、計測機器をつけずスマホだけでそれに近しい測定ができるポケモンスリープはかなり驚異的。測定結果はある程度信用できる。
ポケモンスリープのさらにすごい所は睡眠をゲームとして成立させたこと。今までもOura ringやスマートウォッチなどで睡眠計測はしてきたけど、正直なところ毎回測定内容を確認することは無かった。けれどもポケモンスリープは睡眠の質によって出現するポケモンが変わる。今まで以上に睡眠の質を見る機会が増えたし友達と睡眠に関する話をする機会も増えた。ポケモンは本当にすごい。
ポケモンスリープの苦手なところ
ただポケモンスリープの弱点として自動で計測を開始しない点がある。測定を開始するにはアプリを開いて右下の「ねむる」ボタンを押す必要がある。今回みたいに二度寝をしたりふと昼寝をしてしまったときは測定をしていない。その点Ouraやmi bandはその辺りも計測してくれるので明確な弱点となってしまう。二度寝や昼寝を計測する必要性は疑問だけど。
ポケモンスリープは今後も継続
今回の比較でポケモンスリープの正確性が分かったし、ゲーム性も面白いので今後も使い続けると思う。しかし我ながら睡眠の質が悪い。最近長時間眠れなくなっているので生活習慣の見直しや睡眠グッズの購入も検討中。なにかおすすめの方法やグッズがあればまた紹介するかも。
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